「口中調味(こうちゅうちょうみ)」
という言葉をご存知でしょうか?
ざっくり言うとオカズをモグモグしながらゴハンを食べることです。日本人特有の技術みたいで、外国の方からすると不思議な食べ方だそうです。
そんな口中調味の最高峰といえば、そう。
焼肉です。
議論の余地はありません。
旨味と脂たっぷりのお肉をホカホカの白米で受けとめる。これ以上に幸せなことがあるでしょうか。嗚呼、人のお金で焼肉が食べたい。
白米いつ口に入れるか問題
そんな幸せの象徴とされる焼肉ですが、白米を口に入れるタイミングについて真剣に考えたことはありますか?
お肉を白米にバウンドさせる・させない議論や、白米不要論などはよくみられますが、白米をいつ口に入れるか問題についてこれまで語られることはありませんでした。
肉と白米どちらのポテンシャルも発揮させるにはどのタイミングが正解なのか?
お悩みの方もいるはずです。
本日は解決法を見つけてしまったので、みなさまにこっそりお教えします。
そのやり方とは
余韻食べ
です。
みなさま当然ご存じかと思いますが、あえて詳しく説明していきます。
余韻食べとは?
焼肉の余韻が残っている瞬間を逃さずに白米を口に入れる食べ方です。
肉本体は無いけれど、香りや脂といった余韻が残っているタイミングを見極めて食べます。
個体としての焼肉は存在しないが、余韻としての焼肉が存在する。
哲学ですね。
余韻食べのメリット
タレがついた白米もそれはそれでよいものですが、この余韻食べによって白米の味の広がりを感じることができます。それによって焼肉の濃味と白米の薄味のコントラストが強調されます。
「濃味と薄味のコントラストがはっきりしてると味を感じやすい」みたいなのは「食戟のソーマ」からの信頼できる情報です。
余韻食べのリスク
余韻食べはメリットばかりではありません。余韻のタイミングを逃してしまうと焼肉と白米を別々に食べることになってしまいます。
中には味覚的な余韻ではなく記憶としての余韻を使って白米を食べるツワモノもいますが、初心者のうちは焼肉がちょっとだけ残っているくらいのタイミングで脳から「白米を食べろ」と指令を出してみてください。
余韻食べの可能性
余韻食べは焼肉だけではなく濃い味付けのオカズ全般に応用ができます。
私もかつてはオカズとゴハンをほぼ同時に口入れるという食べ方をしていましたが、この余韻食べを見つけたことで食事の可能性が広がりました。
みなさまもぜひ焼肉の時には余韻食べのことを思い出してみてください。
新たな扉がひらけるかも。
本日はこれにて。
ありがとうございました。