誰かに何かを教えるとき、つい最後に
「わかった?」
と聞いてませんか?
この聞き方。実はあんまり効果がないんです。
教え方に正解はないんですが、これをやってはダメという行動はあります。そのひとつがこの「わかった?」と聞いちゃうヤツです。
聞きたくなる気持ちも分かりますし、昔は私もやってました。
とくに良くないのが、教える側が一方的にしゃべって最後に「わかった?」と聞くパターン。
これに対してその場では「はい」と答えますが、後で「全然わかってないじゃん」となることが多いですよね。
まあ、これは聞き方の問題もあって、「わかった?」のような二択に対してはNOってはっきり言いづらいものなんです。
物を教える時に大事なのは相手の理解度を知ることです。
「わかった?」
「わかりました」
のようなやりとりでは相手の理解度が見えてきません。
相手の理解度を知る方法
誰かに何かを教えるときに重要なのは、相手の理解度を知ることです。
事実として物覚えのよい人とよくない人がいるということを忘れてはいけません。
「相手がどのくらい理解しているのか」
それを知るためには自分が話すのではなく、相手の話を聞くことが大事です。
具体的な方法としては
- 必ず1つは質問をさせる
- 言ったことを復唱させる
- なんでもいいから感想をいってもらう
のように教わる側が受け身にならないようなアクションを促すといいでしょう。
「わかった」と言わない教わり方
これは教わる側についても同じことが言えます。
「わかった」と聞かれた時に漠然と「はい」と答えるだけでは、あなたの理解度は伝わりません。
最初のうちは「わからない所がわからない」ということも多いでしょうが、それでも理解していない部分を伝えるようにしましょう。
教えるのは自分のため
仕事を教えるのって、その労力が軽くみられてるので(これはただの愚痴)、教える方としても簡単にすませたい気持ちはすごくわかります。
でも、教えるのって結局は自分のためなんですよね。
みんな一人で仕事をしているわけではありません。教える教わるの関係は避けては通れないわけです。
それに、教えることによって鍛えられる
- 人にわかりやすく伝える
- 相手の話を聞く
- 相手の疑問・不安を解消する
といった能力はコミニュケーションに必要なものなので、鍛えておくと自分がのちのちラクになります。
なんだかんだ人に教えるのって自分がやるより大変ですからね。自分のためと思わなきゃやってられないです。
本日はこれにて。
ありがとうございました。