プロ野球の現地観戦。
実はその勝敗は試合前に決まっているのです。
勝敗は二の次で、いかに球場の雰囲気を味わいつくすことができるか。この精神がすごく大事なのです。
野球場という空間は行くだけで元がとれるくらい楽しいもので、試合の勝ち負けなんて正直どうでもよくなってきます。
本日は神宮球場の魅力と試合開始までの楽しみ方をレポートしていきます。
関東のドラゴンズファンだけでなく、まだ現地観戦をしたことがない人の参考になれば幸いです。
みんな球場へ行こう!
みんなのホーム神宮球場
2019年5月26日。東京ヤクルトスワローズのホーム球場である神宮球場へ乗り込んできました。今シーズン初観戦です。
10点差逆転や9回6点差逆転など苦い思い出(*リンク先グロ注意)が多くドラゴンズファンにとっては魔境といわれる球場ですが、関東ドラゴンズ民である自分にとってはホーム球場と言っても過言ではありません。ドラゴンズの試合は東京ドームや横浜スタジアムでも観れますが、なぜか神宮には謎のホーム感があります。きっと他チームファンも同じように思っているのでは?
神宮球場の魅力はなんといっても野外球場独特の雰囲気。
周りには緑も多く、爽やかな風を感じることができます。とくに夏の夕暮れ時はお祭り感があって最高です。それとヤクルトファンはいい人が多い気がします。
夕暮れの神宮。
あとはビールがあれば...
それだけでいい...それだけでいい...
戦いは前日から始まっている
試合開始は18:00ですが「開始に間に合うくらいに行けばいいかー」などと甘いことを考えてはいけません。
勝負は前日から始まっています。
というわけで、まず前日の夜はドラゴンズの選手や監督の著書に目を通して試合に向かう気持ちをつくっていきましょう。
今回はこちらの一冊。
大島選手の人となりを知ることで応援の熱量を上げていきます。
ひいきの選手がいるとそれだけで、楽しみも倍増ですね。
ちょうどユニフォームも持っていたので、明日はこれを着ていくことにします。
ユニフォームは買っておくと、よりテンションが上がるのでオススメです。
最近ではビジターチームのユニフォームを無料配布する日もあるので、その日を狙っていくのもよいかもしれません。
*昨年はこんな感じでやってました。関東ドラゴンズ民にとっては嬉しいイベントですね。
あえての信濃町ルート
いよいよ試合当日。
前日夜はワクワクしすぎて逆にぐっすり眠ることができました。
試合開始は18:00ですが、球場に入れる16:30に合わせていきます。試合だけ観てもそれはそれで楽しいですが
- 球場周辺をお散歩
- バッティングセンター
- 選手の出待ち
- スタジアムグルメ
- 試合前練習
など試合以外にも楽しめる要素がたくさんあります。せっかくなんでまるごと楽しみましょう。
神宮球場へのアクセスは東京メトロ銀座線「外苑前」駅から行くのが一番近いですが、ここではあえてJR総武線「信濃町」駅から向かうルートをオススメします。
このルートでは自然豊かな神宮外苑をお散歩がてら球場に向かうことができます。
ひとまず駅前のコンビニで氷と缶ビールを3本買いました。夏場は袋に入ったロックアイスをひとつ買っておくとなにかと便利です。缶ビール3本はおやつです。
通るたび何の建物か気になっていたのですが、どうやら聖徳記念絵画館という建物らしいです。なるほどわからん。
この広場では親子でキャッチボールをしていたり、野球ファンがたたずんでいる和やかな風景が広がっています。緑豊かな公園でもあるので、ピクニック気分が味わえるのも神宮球場ならではの魅力ですね。
試合前にバッティング練習
聖徳記念絵画館前広場を抜けると神宮バッティングドームに到着します。ツツジが鮮やかですね。
ここではテンションを上げていくために、選手の気持ちになって試合前バッティング練習をします。
本日の先発は高梨選手ですが、代わりに小川選手を打ち崩しておきましょう。
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オレは投球数20球に対し、安打0だった。
体力が下がった。
テンションが下がった。
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ド...ドラゴンズの選手たちに仇をとってもらうことにしましょう。
バッティングセンター内には選手が実際に使用したバットやグローブなどを触ることができるコーナーがあります。ちなみに木製バットってめちゃくちゃ重いです。それをいともたやすく振り回すプロ野球選手しゅごい、、、ってなります。
いよいよ球場へ...
バッティングセンターのあたりを抜けるといよいよ球場が見えてきます。この辺りから自然と早足になりがちです。
だ…駄目だ まだ笑うな…こらえるんだ…
16入り口では選手の出待ち行列ができていることがあります。写真はブレブレですが、ヤクルトのブキャナン選手を見ることができました。快くサインに応じていました。プロ野球選手は近くでみるとマジでデカくてビビる。
いよいよ球場内に入ります。いつのまにかビールを2本飲み終わっているので、最後の1本を入り口でコップに移し替えます。
いざっ!
球場に入ってグラウンドが目に入るこの瞬間が大好きで、なぜか毎回感動してしまいます。
今回はビジター外野指定席Aをとりました。近いのはいいんですが、見るときに外野のネットフェンスがかぶってしまうので外野指定席Bの方がグラウンド全体が見やすいかもしれません。ちなみに外野席はガチめな応援席で、攻撃の時は基本立つのでゆっくり試合を観たいという方は内野席がオススメです。
食事は先手必勝
野球観戦の魅力のひとつであるスタジアムグルメ。その攻略法は先手必勝。まだお客さんが並んでいない試合開始前に食事をすませてしまいます。
試合がはじまってしまうと、真ん中の席の場合出るときに隣の人に立ってもらわないといけないので「なんかスンマセン」って気持ちになります。なので試合中はなるべく席を立たなくていいように食事やお手洗いは事前に済ませておくことをオススメします。
グルメマップができてました。めちゃ便利。色々あって迷いますね。
ベタに神宮名物ウインナー盛りを買いました。ビールに合う。合いすぎる。
写真はウインナー盛りですが、何人かで来たときはメガ盛りを買うと盛り上がります。「ルウジャパン」というお店で買うことができますが、試合が始まると行列ができてしまうので、試合開始前の16:30~17:30の時間帯が狙い目です。
プロのすごさを肌で感じる
試合開始前には両チームの練習が観られます。特に楽しいのは守備練習。プロ野球選手の肩の強さ、足の速さにはびっくりします。あとバレンティンめちゃくちゃでかい。
試合開始前にすでに1勝
いよいよ試合が始まりますが、この時点でこれだけ楽しんでいるんです。すでに勝ったといえるのではないでしょうか?
ちなみに試合は5回までに両チーム合わせて7本のホームランが飛び出す神宮大花火大会となりました。なんだこの試合。
青木・山田・バレンティンの三者連続ホームランが出たときは「終わった」と思いましたが、堂上直倫選手の2打席連続ホームランなどでくらいつき最後はモヤ選手に待望の一発!スリーランホームランで勝ち越しに成功しました。
現地観戦で直倫のホムーラン見れたんだが勝ちってことでいいかな?
— キウイズム (@saezurukiwism) 2019年5月26日
なんか知らんけど泣きそう。
ホームランも嬉しいですが、現地で観ると堂上選手の守備のうまさをより感じることができます。
9回には大島選手も貴重な追加点となるタイムリーを打ちました。思い入れのある選手が活躍するのはやはり嬉しいですね。
チームが勝つのももちろん嬉しいですが、勝敗を超えて球場の雰囲気を味わうことができるとプロ野球観戦がまたひとつ楽しくなります。
試合前で1勝。
試合でも1勝。
今回は見事1日に2勝することができましたが、たとえ試合に負けても1勝1敗 です。つまり優勝です。
みなさんもぜひ神宮球場に足を運んでみてください。
本日はこれにて。
ありがとうございました。