「おとうちゃんはなんでおとななの?」
「〇〇(自分)はなんでこどもなの?」
えっ、なにその超難問?
子どもの疑問って純粋ゆえに鋭い。
わが家の3歳児もおしゃべりが上手になって色んな質問をするようになってきました。
それにどうやって答えるか?
親の器が試される時です。
大人としてきちんと答えられないのはちょいダサなので、少なくとも自分なりの回答ができるようにしたい。
(かつ、自分が生きてきた経験が反映させたい...
なおかつユーモアも忘れたくない...
それなりに真理に触れているものでありたい...
子どもに「やるなコイツ」と思われたい...)
でも、とうちゃんあんまり人間のこと知らないんだよ...
どうしよう...
そんな私みたいな大人におすすめしたいのが小学館の図鑑NEO「人間」です。
これはまさに人間入門書。
「3歳から高学年まで長く使える本格図鑑」とうたっていますが、各分野の入門書として一生使えます。
基本的なことを勉強しそこねた大人にこそぴったりな教材です。
小学館の図鑑NEO「人間」が意外とガチだった
まずストレートなタイトルが素晴らしいですね。
内容も目や鼻、神経、脳といった人間の身体のしくみからはじまり、人類の歴史、心と体の成長。最終的には「ちがいと争い」みたいなことまで載っています。
「人間・いのちの歴史」 小学館 p169より引用
いちばん考えさせられたページ。めちゃくちゃ重要なことが書いている。
このように「人間とは何か?」ということを考えるための基礎的な知識が一通りのっています。子どもがもう少し大きくなったら図鑑の内容について、アレコレ話合うのもいいですね。
大人が読んでも情報量がすごいので、この図鑑を完全に理解すると人間としての完成度がアップすること間違いなしです。
最近の小学生はしっかりしているので、みんなこれを読んでるのかも。
ちなみに芦田愛菜さんは6歳から愛読していたらしいです。納得感しかない。
子どもの疑問解決は親にとっても学習のチャンス
「図鑑、、いい」と思ったきっかけは寝る前の読み聞かせタイムでした。
いちばん最初に買った「乗りもの」。のりもの大好きな子にはたまらん。
寝るまえの絵本読み聞かせタイムで「これ読んで」と言われ「マジか。。」と思いながら一緒に読みはじめました。
新幹線や自動車のしくみがわかりやすく書いてあり、そのあたり興味のなかった私でも楽しく学ぶことができました。(ちなみに、その日の寝かしつけは1時間以上かかりました。)
子どもの好奇心を引きだして、世界を広げる。
これが親の役割だと思っていますが、子どもの純粋な疑問について真剣に考えたり調べたりすることによって親の世界も広がっていきます。
そのために図鑑は色んな種類を揃えておくのが理想的です。
今は子どもにとって興味がないものでも、疑問が出てきた時にすぐ調べられたり、ふとしたきっかけで好きになることもあるでしょうから。
スペースもとるし、お値段もそこそこするので全巻が難しい場合は親の興味のあるものだけでもいいと思います。ウチはひとまずそのやり方でやっています。
子の好奇心×親の好奇心で無限のパワーを生み出しましょう。
思えば自分が子どもの頃も家に図鑑がそろっていて、興味のあるところばっかり読んでいた記憶があります。親に感謝ですね。
子育ての醍醐味は子どもと一緒に学ぶことができるという点です。
すさまじいスピードで学んでいく子どもに見てると、自分なんかあっという間に追い越されるなぁと感じます。
でも、あっさり負けるのも悔しいので一緒に勉強して子どもにとっての低くて厚い壁になろうと思います。
図鑑いいっすよ。
本日はこれにて。
ご拝読ありがとうございました。