こんにちは。
キウイズムです。
「集団」の中にいる時は気が大きくなって、恥の多い行為ができてしまいます。
心の中に「ひとりのときでもそれができるかい?」と聞いてくれる小人がいると、誇らしく生きていける気がします。
ファンサービスの悲しい結末
やきうファンの正月ともいえる2/1を迎えてからは各球団のキャンプ情報が次々と流れてきます。
われらが中日ドラゴンズも根尾昂や松坂大輔など全国区の知名度を誇る選手を中心に、例年にない盛り上がりを見せていましたが、その中で悲しいニュースも届いてきました。
https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/201902110000418_m.html?mode=all
松坂選手がファンとの接触時に、腕を引っ張られたことが原因で右肩の違和感を訴えたとのこと。
大事に至らないことを祈っていますが、ベテラン選手の故障に関するニュースというのは胃が痛くなってしまうので、あまり聞きたくないものです。
ファンサービスに定評のある松坂選手にこのようなことが起こってしまったことが残念でなりません。
詳しい状況はまだ明らかになっていませんが、今回の件に心当たりのあるファンは自分の行為をしっかり反省していることを、同じ中日ドラゴンズファンとして信じたいものです。
「集団」という狂気
「集団」という大きな流れの中で自分を律するというのは難しいことです。
スポーツ観戦や音楽ライブなどを想像してみるとわかりやすいでしょう。大きな固まりで人が動く時というのはある種の狂気が発生し、それが熱狂につながることもあれば、恐怖を感じることもあります。
今回の松坂選手の件がどんな状況で起こってしまったのかを確かめるため画像を色々探してみました。この時に起こったかどうか定かではないですが、やはり異常な状況だと思います。
・球団の管理体制
・ファンの良識
・選手とファンの距離
ファンサービスのあり方において議論されるべき要素を凝縮したような一枚ですが、なによりパッと見た時点で集団としての狂気を感じることができます。
この写真を見たとき
「そこまでしてサインが欲しいかな?」
と思う一方で
「その場にいたら我慢することができただろうか?」
という疑問が浮かんできました。
正直、自分を制することが出来ずに「みんな集まってるから」というノリで同じことをする可能性も否定できません。なにせ、あの松坂大輔が近くにいるのですから。
本来はキウイズム怒りの記事を書きたかったのですが、書きはじめてみると単純に外から批判するのも自分にはできないなと思うよになりました。
「個」であることを忘れるな
「あんなこと自分は絶対しない」
「あんなのファンじゃない」
「良識のあるファンにとっても迷惑だ」
その場にいなかった者が言うのは簡単です。しかし現地には現地の狂気が流れているからこそ、個人としては絶対やらないようなことをやってしまうのではないでしょうか。
こういった場面に限らず、気づかないうちに狂気にあてられてしまっている可能性は誰にでもあるのです。
それでも「みんなやってるから」というしょうもない理由で取り返しのつかないことをしてしまうのは悲しいですよね。
ファンという「集団」の中にいるときこそ、「個」としての人間性が試される。そのことを忘れないようにしたいと思います。
今回のファンサービス問題はそれを考えるきっかけをくれる出来事だったように思います。
最後になりますが、松坂大輔選手をはじめとした中日ドラゴンズ選手のみなさんが今シーズン元気な姿を見せてくれることを心から祈っています。
本日はこれにて。
お付き合いいただきありがとうございました。
松坂大好き