こんにちは。
キウイズムです。
「次回から気をつけます」
小学生で習ったこの言葉。
正直聞き飽きましたよね?逆に言い飽きている人もいるのではないでしょうか。
「気をつける」というのは具体的にどういうことなのか。
なぜ毎回のようにそれを言ってる人がいるのか。
「気をつける」人と「気をつけない」人の違いはなんなのか。
長年の疑問だったわけですが、最近気づいたことがあります。
結論から言うと「気をつける」とは「やり方を変化させる」ことです。
これは上司の立場でも、部下の立場であっても大事なチェックポイントです。
「なんで部下はいつも失敗するんだろう」
「あれだけ気をつけてるのに失敗してしまうのはなぜだろう」
そんなことを感じる時は、そこに行動の変化があったかを必ず確認してみるといいと思います。
謝罪や反省でもなく必要なのは変化
昔勤めていた会社の社長が言っていたことが今でも印象に残っています。
「「ごめん」はいらない。意味がないから」
彼は今まで会った中で最も合理的な人間でした。基本的にミスを咎めることはなく、常に具体的な対応策を提示するだけです。
当時「気をつける」という言葉をフワフワと使って失敗し、謝罪と反省を繰り返した私にはその言葉は斬新すぎて理解できていませんでした。
様々な経験をした今、その言葉を自分なりに解釈すると
「失敗した時に必要なのはとにかく変化すること。謝罪や反省を口に出してる暇があれば、失敗の元になった行動を分析してやり方を変える」
といったところでしょうか。なんだか可愛げのない人間にも思えますが。
今思えば「「ごめん」はいらない」という言葉は「失敗したら謝ればいい」という自分の甘えを払拭するようなものだったように感じます。
とはいえ人は失敗を繰り返す
変化さえあればオールオッケーというわけにはいかないのが人生のつらいところです。変化の先には必ず「次の失敗」が待っています。
しかしそれはポジティブなものとして捉えましょう。初めてするタイプの失敗は歓迎しましょう。そしてまた変化していきましょう。
変化を繰り返し、結局同じ場所に戻ってくるなんてこともあるかもしれません。それはそれで意味のあることです。
人は失敗から学ぶ生き物ですが、失敗を繰り返す生き物でもあります。
そこに変化があるか否か。
それが大きな分かれ目なのです。
本日はこれにて。
お付き合いいただきありがとうございました。