こんにちは。
キウイズムです。
突然ですが問題です。
B'zの全盛期っていつだと思いますか?
シングル「Real Thing Shakes」で13作品連続ミリオンセラーを達成した1996年?
みんな持ってるこの2枚。
合計で1000万枚を売り上げたベストアルバム「Pleasure」「Treasure」を発売した1998年?
それともアジアのミュージシャンとしてはじめて「ハリウッド・ロックウォーク」に殿堂入りした2007年?
そう。
答えはGENZAI(現在)です。
その理由をこれから説明します。
全盛期なんて売上だけで測るもんじゃない
好きなアーティストやスポーツ選手の全盛期について語る時、基準となりやすいのは売上や成績といった客観的なデータです。
しかしそれだけ決めるのはなんだか寂しいじゃないですか?
私は262安打した年のクールなイチローよりWBCでチームを引っ張って優勝に導いたイチローの方が好きです。
それぞれのファンにとっての全盛期は能力よりもむしろ魅力で決まると思うのです。
今のB'zは魅力でいうと最高の時を迎えてると言えます。
映画「B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018 劇場版」を見て確信しました。
B'zのGENZAIを観に行こう
観てきました。
B'z Official Website|EXHIBITION
本作品は結成30周年記念のエキシビジョンで上映された特別映像です。
【前編】
20作目のアルバム「DINOSAUR」のレコーディング風景
ライブツアー「B’z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR”」 のステージ裏映像
【後編】
「B'z SHOWCASE 2017 -B’z In Home Town-」での2人の地元凱旋ライブ映像
という構成になっています。
はっきり言って最高でした。
上映される映画館は限られているのですが、まだ見てない方はぜひお近くの映画館で観てください。B'zのことをあまり知らないという方にこそオススメです。 イメージとは違うB’zの現在の素顔を見ることができます。
そして生のライブにも足を運んでください。
圧倒的で人間離れしたライブパフォーマンスを続ける2人の素顔を垣間見ることができる貴重な映像です。ドキュメンタリー的な作品ではありますが、全体的にリラックスした雰囲気が流れていました。内容についてネタバレを最小限に抑えつつ2人の人間的魅力について熱く語っていこうと思います。
チャーミングな稲葉浩志
「かっこいい」「クール」なイメージが先行しがちな稲葉さんですが実はとってもチャーミングです。本作品ではスタッフへの冗談や地元凱旋時の松本さんいじりなどお茶目な部分を多く見ることができます。ライブMCもアドリブではなく入念に内容を打ち合わせしている点も好感が持てます。
20周年記念ドキュメンタリー番組「メガヒットの秘密~20年目のB'z~」の時点で「衰えをいかに食い止めるか」というように考えているというお話をされていました。
それから10年たった現在53歳の肉体に衰えがないといったらウソになります。音域や声量に関しても私のような素人にとっては十分化け物に感じるのですが、昔から聴いてきた人にとっては「こんなもんじゃなかった」という感覚もあるでしょう。
しかしこの30年で深みや渋みに加え、チャーミングさを手に入れました。
少し肩の力が抜けたファンとのやり取りと超人的なパフォーマンス。
その振れ幅がむしろ激しく心を揺さぶります。
ピュアな松本孝弘
チャーミングな稲葉浩志に対して、松本孝弘は非常にピュアです。
本作品の中で最も印象的だったのが嬉しそうにギターを弾いたり、曲を作る「ギター少年・松本孝弘」の姿でした。
B’zのプロデューサー松本孝弘として商業的に成功させなければいけないという苦悩もあるでしょうが、音楽に対するピュアさは年々増しているように思えます。
稲葉さんとの曲作りの場面では微笑ましい夫婦のような空気感があり、そんな関係性で仕事をできるというのはすごく羨ましいことだなと感じました。
平成と書いてB’zと読む
平成とほぼ同時にB'zは誕生し、音楽界のトップに立ちました。
つまり平成と書いてB’zと読んでもさしつかえありません。
すべてを手に入れた2人ですが、これからもチャーミングさとピュアさをもってファンに最高の“SCENES”をみせてくれるでしょう。
平成が終わりを迎えるGENZAI。
しかしB'zの全盛期はここからです。
まずはこの映画を見て、LIVE GYMへ行きましょう。
本日はこれにて。
お付き合いいただきありがとうございました。
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