こんにちは。
キウイズムです。
交流戦も残り2チームとの対戦となりましたね。
ドラゴンズにはなんとか交流戦借金なしでのフィニッシュをしてほしいなと思います。
今日は久々のセイバーメトリクスのお勉強記事です。
OPSという指標について解説していきます。
*記事中のデータは2018/6/11時点のものを使用しています。
- OPSとは?
- 勘違いしやすい長打率の話
- 2018年のドラゴンズのOPSは?
といった内容について書いていきます。
OPSとは?
OPS(On-base Plus Slugging percentage)
は打撃能力の指標です。
最近では割とメジャーになりつつある指標で選手成績に載ってる場面もよく見るようになってきました。
平田選手も知ってるみたいですね。
ん?2017年?
この指標の特徴は
①計算が簡単!
②簡単だけど有用!
③1.0超えると危険なバッター!
の3つです。
①計算が簡単!
計算式は
OPS = 出塁率 + 長打率
ドンッ!
これだけです。
マジで簡単です。
②簡単だけど有用!
「出塁率と長打率をなんとなく足してみたら得点とめっちゃ関係あった!」
という指標です。
長打を過大評価しがちという欠点があるため、打撃結果をより細かく評価したwOBAの簡易版ともいえます。
③1.000超えると危険なバッター!
簡易版といえどもその精度は高いです。
OPSの平均としては0.730前後と言われていますが、1.000を超える打者の能力は基本的に疑いようがありません。
ちなみに現時点で規定打席でOPS1.000を超えてるヤバイ人たちはこちらです。
なぜか1.000超えが2人いるチームがありますね。。。
バグかな?
勘違いしやすい長打率の話
少し本線からは話が逸れますが、私自身も勘違いしていた部分があるので長打率について解説を入れます。
OPSは出塁率と長打率を足すだけの簡単な指標ですが、それぞれの計算式は
出塁率=(安打+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)
長打率= 塁打 ÷ 打数
となります。
ここで特に注意が必要なのは
長打率=長打(2塁打以上)を打つ確率ではない
ということです。
率と名がついてますが、実際は塁打期待値という
「1打数につきいくつ塁をすすめる可能性があるか」
を表す数値になります。
長打率って名づけたのが良くないよなぁ。。
例えば
10打数4安打でヒットがすべて単打だと長打率は
4(1塁打×4) ÷ 10(打数) = 0.400
10打数1安打で唯一のヒットが本塁打でも長打率は
4(4塁打×1) ÷ 10(打数) = 0.400
となります。長打がなくても長打率がゼロになることはありません。
2018年のドラゴンズのOPSは?
最後に今年のドラゴンズのOPSを2017年と比較して見ていきます。
好調の外国人選手、大島・京田の1,2番コンビの躍進に期待
特に外国人選手の状態がいいですね。
アルモンテ選手が巨人に移籍したゲレーロ選手の穴を完全に埋めていますし、モヤ選手も平田選手との併用や代打でチームとしての攻撃に厚みを持たせてくれています。ビシエド選手もまだまだ上げて来そうな予感がします。
平田、高橋、大野の3選手は現時点で昨年以上の活躍を見せています。
特に平田選手はOPS.800以上という2017年の公約を1年遅れで果たしていただきたいと思います。本当に期待しています。
福田、大島、京田の3選手は苦しんでいます。しかしチームの順位を上げるためには特に大島、京田の1、2番コンビの躍進が不可欠です。
1番大島、2番京田は今シーズン貫いてほしいな。
— キウイズム (@saezurukiwism) 2018年5月5日
2人とも苦しんでいるが、この打順で良かったと思える日が来るはず。
おわりに
色々と課題はありますが、打線が粘りを見せる試合も去年より多く感じます。
最終的には
なんだかんだ打撃はポジれそう
という結論に至りました。
それでは今日はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。